地域福祉セミナー No.5

2008年02月02日 20:40

地域福祉セミナー 2月2日

福祉セミナーNo.5  分かりやすい社会   講師 長瀬 慎一氏 
本当に、寒~い日でした
にもかかわらず、50名程の参加者がありました。
保護者よりも、土曜日とあってかの先生の参加が多かったみたいです。

長瀬先生がお見えになった時、ボランティアさんと思ったのは私だけではないはず。
話の内容は、知的障がいのある子どもたちが、どのように物事を見たり感じたりしているか、
その子どもたちに接したり、指導したりするには、どんな方法がよく伝わり、理解されるかというものでした。

例えば、役所や学校のトイレは捜しにくいけれど、デパートや電気屋ではわりと簡単に見つけることができます。 便所と書いたプレートが貼ってあるだけでは、文字が読めない人には理解できない。でもトイレの絵やのマークがあれば、見つけることができる
(ぱっと見るだけで、わかるような掲示は、障がいがない人にとっても、とても分かりやすくて良いことだと思います)

障がいのある人がどんなふうな気持ちなのかというのは、実際は感覚としてあまりわからないのだけれど、参加者の学生さんが体験!?をしてくれました。
学生のTさんだけが、黒板に書いてあるこれから指示をされる内容を知りません。
内容:ペットボトルのお茶を取って、ふたを開けて、コップに入れて飲む。
お茶を取って ochaototte 
言葉があまり理解できないと仮定するので、ローマ字を逆から言う 
 「ettotoahco」 
何が始まるのか緊張の様子のTさん、突然、言われた訳のわからない言葉に、首を傾げる
先生の顔をじっと見る。理解しようという気持ちでみているけれど、先生は「ettotoahco」という。何かわからないTさんは、どうしようもなくてニコッとしたりする。
先生が、身振りや手振りでやるとお茶をとることができる。
でも次に何をしていいのかわからなくて、指示を待つしかない。
「ドク、ドク」と言われると。コップにお茶を入れる。突然「あっ!」と言われると止まる
次に「ドク、ドク」と言われると、またコップに入れ始めるけれど、今度はいつ止められるかわからないので、おそるおそるといった感じ・・
体験したTさんは、とにかく不安でいっぱいだったそうです。

人って、障がいがあってもなくても、わからないとき、不安なときにみせる仕草や表情は同じなんだと改めて知りました。
ただ、知的障がいがない人は、わからないことを人に尋ね、自分の気持ちも伝えることができる。それができないもどかしさ、つらいだろうなぁ、障がいのある子どもたちが、自分に理解のできないものがたくさんある中で、どんなに不安でいっぱいなのかというのが、少しわかった気がします。
地域地域福祉セミナー 2月2日

障がいのある子どもたちには、今、この次、する(行動)ことを教える。
できるだけ、見て、聞いて、触れて分かりやすいものを 場所や時間、回数や大きさなどを具体的にして、否定ではなく肯定的に ということでした。
困った行動も、その場に合った行動を教え増やしていくことで、改善していこうというものでした。
そのためには、教える立場の人たちは愛だけでなく、指導技術を身につけなくてはならないと何度も言われていました。

障がいがある子どもたちの学ぶ努力も必要、どちらか一方だけがというのではなく、共に努力することが大切だと思いました。
                                    by/snowy

長瀬 慎一先生のプロフィール
 ・上越教育大学大学院学校教育科障害児教育専攻
 ・筑波大心理・心身障害教育相談室非常勤相談員
 ・佐賀県自閉症・発達障害支援センター嘱託員
 ・慶応義塾大学文学部招聘系教職員
 ・なかにわメンタルクリニック職員を経て 現在’発達しょうがい幼児の家庭教師’
 「さるく」の代表をされています。



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